2026/10/22 10:16

茨城県水戸市の雑木林で、原木しいたけを育てているKOBAYASHI FARMです。

私たちは、地域の方々に、しいたけが育つ原木に実際に触れていただく体験の場としても雑木林を活用しています。


きれいに洗われ、下処理や梱包がされた食材、手軽に使える加工品。忙しい日々の食事づくりを助けてくれる、ありがたい存在です。


一方で、その食材がどこから来たのか、どんな環境で育ったのかは、見えにくいこともあります。食材を育む土や水、森林。生産や加工、運搬を支える電気や燃料。ひとつの食材が食卓にのぼるまでには、自然の働きや人の手、さまざまな資源が関わっています。


原木しいたけも、菌と原木があれば育つわけではありません。雨や気温、湿度など、いくつもの条件がそろって、ようやく収穫できます。



その背景を、雑木林の土を踏みしめ、自分の目で見て、手で原木に触れながら、実感として知ってもらえたら。そんな思いで小さく続けている、私たちの雑木林での体験をご紹介します。


自分の手で、原木から生えたしいたけを収穫する。

原木から顔を出す、大きなしいたけ。収穫体験では、実際に生えている姿を見ながら、自分の手で採っていただきます。「傘をつかむのではなく、軸の根元を持ってね」と採り方を伝えると、子どもたちもしっかり実践してくれます。


お店に並ぶ姿とは少し違う、収穫前のしいたけに出会える時間です。


原木の端材に、クレヨンでお絵描き。

収穫体験と合わせて、薄く輪切りにした原木にお絵描きを楽しむ取り組みも行っています。使うのは、原木の端材と、オリジナルクレヨンの作家さんから買い取ったクレヨン。制作の過程で販売が難しくなったものを、体験の材料として活用しています。

作家さんと一緒に行った体験をきっかけに、その後も私たちの体験企画として続けています。廃材となるものを、お絵描きを通じて一つの作品へ。新たな価値を加える、アップサイクルの取り組みでもあります。


手に持った木の重みや、チェーンソーで切り出した表面の凹凸。紙とは違う描き心地も楽しんでいただけたらと思っています。描き上げた作品は、お土産としてお持ち帰りいただきます。


春には、しいたけ菌の種駒打ち体験。

2~3月には、「しいたけ菌の種駒(たねごま)打ち体験」も行っています。


種駒とは、しいたけ菌を培養した小さな木片のこと。原木にあらかじめ開けた穴に、金槌で一つずつ打ち込んでいきます。

作業の様子や、私たちが原木栽培を続ける思いについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。


なお、種駒打ちの時期は、しいたけの発生がまばらなことがあるので、同日に生しいたけの収穫体験が難しい場合は、お土産に干ししいたけをお渡ししています。


ひと組だけで過ごす、雑木林の時間。

これまで、地域の国際交流団体や保育園、放課後等デイサービスなどを通じて、子どもたちやご家族に参加していただいてきました。収穫や菌打ちが終わったら、みんな自由にブランコに乗ったり、ドングリを拾ったり。


KOBAYASHI FARMは、小さな農園です。体験では、1団体5〜15名程度を目安に約1時間程度、ひと組ずつ雑木林にお迎えしています。その時間は貸し切りとなり、ほかのグループと一緒になることはありません。ご一緒に訪れた皆さんで、雑木林での時間を楽しんでいただけたらと思います。


2027年2〜3月ごろの種駒打ち・収穫体験について、団体でのご参加をご検討の方は、ショップのお問い合わせフォームよりご相談ください。公式InstagramのDMも受け付けます。


時期や内容についてご相談を承ります。英語での対応も可能です。


※本文でご紹介した体験内容やお土産は、過去の実施例です。