2026/10/19 11:13

原木しいたけのおいしい食べ方を聞かれたら、まずおすすめしたいのが、シンプルなバター焼きです。


肉厚な原木しいたけと、バターの豊かな香り。これだけでも十分おいしいのですが、たまには、ちょっといいバターを使ってみるのも贅沢な楽しみ方かもしれません。


いいバターといえば、柚木麻子さんの小説『BUTTER』を連想せずにはいられないのですが、それはひとまず置いておいて。


今日は、あるイタリアンで出会った、忘れられない原木しいたけのバターソテーのお話です。


東京のイタリアンで出会った、忘れられない味


東京・東急東横線の学芸大学駅と祐天寺駅の間にある、とあるイタリアン。


こちらのお店では、KOBAYASHI FARMの原木しいたけを使っていただいています。


以前、お店に伺った際に出していただいたのは、シンプルな原木しいたけのバターソテー。


一口大にカットしたしいたけに、濃厚なバターとニンニクの風味、そしてアンチョビの塩気がしっかり絡まり、それはおいしかったです。気づけば一皿、あっという間に平らげていました。


たまには、ちょっといいバターを使ってみる


お会計を済ませ、お店を後にする前に、シェフに聞いてみました。


「いつも、うちの原木しいたけはどんな風に使っていただいているんですか?」


すると、シェフは、にかっと笑って一言。


「ちょっといいバターで炒めるんです」


普段から、肉や魚、野菜など、料理に使う食材の産地や仕入れ方から仕込みについても、キッチンから顔をのぞかせては細かく教えてくださるシェフ。


それだけに、あまりにもシンプルな回答に、こちらも「なるほど…」と唸ってしまったのは言うまでもありません。


原木しいたけを、シンプルに味わう


私たちが育てている原木しいたけは、肉厚で弾力のある「にく丸」という品種です。


傘だけでなく、太くしっかりとした軸もおいしいので、ぜひ丸ごと味わっていただきたいと思っています。


フライパンでじっくり焼いて、仕上げにバターを絡める。味付けは、塩胡椒を少々。


たまには牧場直営のお店などで、ちょっといいバターを選んでみるのもいいかもしれません。


気取らず、手をかけすぎず、素材そのものを楽しむ贅沢。


たまには、ちょっといいバターと一緒に、原木しいたけを味わってみませんか。